虚空蔵菩薩 小川正隆 雅号 喬石 直筆 画 掛け軸 になります。虚空蔵菩薩とは「広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩」という意味である。そのため智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰される。その修法「虚空蔵求聞持法」は、一定の作法に則って真言を百日間かけて百万回唱えるというもので、これを修した行者は、あらゆる経典を記憶し、理解して忘れる事がなくなるという。 胎蔵曼荼羅の虚空蔵院の主尊であり、密教でも重視される。空海が室戸岬の洞窟、御厨人窟に籠もって虚空蔵求聞持法を修したという伝説はよく知られており、日蓮もまた12歳の時、仏道を志すにあたって虚空蔵菩薩に21日間の祈願を行ったという。また、京都嵐山の法輪寺では、13歳になった少年少女が虚空蔵菩薩に智恵を授かりに行く「十三詣り」という行事が行われている。像容は、右手に宝剣、左手に如意宝珠を持つものや、法界定印の掌中に五輪塔を持つものなどがあり、東京国立博物館蔵の国宝がある。彫像の代表例としては、奈良県大和郡山市・額安寺像、京都市・広隆寺講堂像などが挙げられる。 また法隆寺の百済観音像も宝冠が見つかる明治時代前半までは墨蹟銘から「虚空蔵菩薩像」と呼ばれていた。美術 骨董 掛軸
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 美術品 > その他 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |