20年程前に購入した大鉢になります。江戸後期から明治時代の物と聞いております。大人数で集まる時に盛鉢として使用しておりました。最近、機会が減ってしまったので出品致します。真っ直ぐ縦に仕切られた2面構図。左は極楽、右は現実といったところでしょうか。左上右下ですね。若干左側が広いのもそのせいでしょうか。左は極楽浄土かと。3つの花窓で囲まれるように豪華に装飾されています。想像上の鳳凰、瑞鳥は首は蛇と表現されると言われています。この細い首はまさにその通り。花も見かけない形ですね。樹形も特殊で、この世には無いものを描いたものかもしれませんね。線で区切られた右側は山水文様。岩山、樹木、家屋、川。確りとフルコースです。左の鳳凰が注目されがちですが、右の山水も捨てたものではないですよ。家屋に注目しますと人物が外を眺めていますね。家屋に人物が描かれている事は本当に珍しいです。人物は隣の極楽浄土を夢見ているともとらえられますね。本当に良く考えられていますね。外は花唐草。草は互い違いに色が乗っていますね。唐草は単調になりがちですが、このことでリズム感が生まれますね。使用に伴うスレ傷、窯傷はありますが、大きな欠けやニュウは見当たりません。軽く弾くと良く鳴りますのでワレも無いかと思います。その他、画像にて良くご確認ください。サイズ高さ8.5センチ程幅25センチ程
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
商品の状態 | 傷や汚れあり |