伝統工芸品 鹿沼ほうき長さ:89cm程度 持ち手39cm程度最大幅:35cm程度定価 33,000円新品ではありませんが、特段埃のないフローリングで試しに1~2度さっと掃いたのみで使用機会がありませんので出品いたします。使用回数は少ないですが、個人保管していたもののため、店頭にある新品状態を想定される方はご遠慮ください。保管方法ははフックに吊り下げていました。大きすぎず小さすぎず、扱いやすい大きさで実用的、飾っているだけで迫力があります。かつて栃木県鹿沼市は、蛤型(はまぐりがた)の座敷箒として、またその原料であるほうき草の産地として日本全国に知られたところである。歴史は古く、鹿沼でほうき草の原料『ホウキモロコシ』の栽培(※1)が行われるようになったのは、1841年(天保12年)、上殿の代官荒井喜右衛門(あらいきえもん)が江戸練馬よりホウキモロコシの種を持ち帰り、花岡村(はなおかむら)(鹿沼市村井町の隣の町)に植えつけたのが始まりと言われている。その後、度重なる品種改良を行いながら発展し、明治から戦前に掛けて鹿沼はほうき草の一大産地となった(※2)。また、鹿沼は木工の町でもある。日光東照宮建設の際、日本全国より優秀な宮大工が呼び寄せられたこともあって工芸に対する「美」意識が高まり、箒に対しても「美」を追求する傾向が一段と強くなった。以前は蛤箒のコンテストが催され、美しく見える箒をいかに早く作り上げるかが競われたこともあったという。「ほうき草を取り仕切った美濃屋は、職人に階級をつけ、競わせ、より丈夫でより美しい箒を作らせたそうです」職人同士互いに切磋琢磨することで、蛤箒の形状に磨きを掛け、それに合わせてほうき草も品種改良を行い、その相乗効果で鹿沼箒という一大ブランドを作り上げた。その美しさと機能性で卓越した鹿沼箒は当然のことながら一世を風靡した。
商品の情報
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商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |