パンプキン形 Betel(キンマ)入れ銀製ボックス。25年位前カンボジアの骨董店で購入、19世紀末~20世紀初の品で、クメールの伝統的な手工芸銀製品とのことでした。サイズは約79X58X52mm(縦横高)、重さ87g。胴体の細かな打ち出しと、頭頂部のヘタの装飾がポイントです。同種のBetelボックスはたまに出品されますが、この位ヘタが何重にも装飾されているのは、余り見かけません。 かってクリスティーズのオークションに出された品をご覧ください(最後の写真2枚)。全体の形のみならず、特に何重にもなっているヘタの装飾が良く似ています。クリスティーズに出された品は23.4cmと大型で、16万から23万円の予想値が付けられています。出品は長さ約8cmなので、その1/3位の大きさになります。クメールの伝統的高級工芸品のBetel Boxです。その装飾にどれだけの手間がかかったんでしょうか。是非お手に取ってみませんか。<ご参考:キンマとは>キンマ/ビンロウは、噛み煙草の様に口内で噛む嗜好品で、カンボジア、タイ等東南アジアで広く普及しました。「その入れ物が工芸品として発展し、特に高級なキンマ入れは、東南アジアでは社会的地位を示す重要なもので、結納品としても重要な品の一つとなりました(Wikipedia)」とのことです。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 美術品 > 金属工芸 |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |