ベルリン王立磁器製陶所(KPM)で、最盛期に作られた素晴らしい作品です。KPMは1763年にプロイセンのフリードリッヒ大王(2世)が、同じドイツの名陶のマイセンに対抗して創立しました。マイセンはザクセン王のアウグスト2世が創立したヨーロッパ最古の窯で、薄手の白い生地で作られた素晴らしい作品をたくさん販売していたこたから、それに負けない作品を作ろうと躍起になったのでしょう。この作品はKPMの中でも最高級と呼ばれるにふさわしい盛金の金彩と全て手描きで、ロココ ワトー風の恋人を落ち着いた色彩で繊細に表現しています。因みに、楽器を持って奏でることは恋人同士が愛を語らうことの象徴とされています。形状から、ティーカップと呼ぶのが正しいのかも知れません。ソーサーは深い作りになっています。※ 写真では絵付けがはっきりしていませんが、原品は大変細い筆で細かい絵付けです。寸法⚫️ カップ 口径 約8.1cm 高さ 約5.1cm重量 約78g⚫️ ソーサー直径 約13.5cm 高さ 約3cm重量 約127g
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
商品の状態 | 未使用に近い |